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生態:大型草食哺乳類の多様性は地球規模の環境に支配される

Nature 415, 6874 doi: 10.1038/415901a

大型草食哺乳類は地球全体の地表面の半分に分布しており、生態面からも経済活動面からも重要であるが、その多様性は人間活動によって脅かされている。我々は、大型草食動物の多様性が、全地球的な降水量や土壌肥沃度によって、大型草食動物の多様性がどう変わるかを調べた。そして、植物が利用できる水分が多いほど植物体に含まれる栄養分は減少するが生産性は高まり、また、植物が利用できる栄養分が多いほど植物体内の栄養分も生産性も高まることを示す。草食動物種が大型になるほど、植物体に含まれる栄養分が低くても耐えられるが、その場合には植物数度が大きくなる必要があるため、草食動物の多様性が最大レベルに達する可能性があるのは、水分が中程度で栄養分の多い場所だと考えられる。こうした地域は、栄養的に質の高い植物が生えて小型草食動物の生息を維持するのに十分なくらい乾燥しているが、大型草食動物を維持するのに十分な生産性も有している。こうした予測は、北米やアフリカ、オーストラリアにいる大型草食哺乳類で観察される体サイズや多様性のパターンと合致し、草食動物の多様性が潜在的に高い地域を示す全地球地図を作成できる。すなわち、降水量、温度、土壌肥沃度から、大型草食動物の多様性の全地球分布を説明できる可能性があり、その保全や回復が求められる重要な地域の特定に役立つかもしれない。

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