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生化学:3'-ミス対合DNAに対してヒトAP(脱プリン/ピリミジン)エンドヌクレアーゼが示すエキソヌクレアーゼ活性

Nature 415, 6872 doi: 10.1038/415655a

ヒトAPエンドヌクレアーゼ(APE1)は、DNA塩基除去修復に不可欠な酵素で、DNAの脱塩基部位のすぐ5'側でDNA骨格を切断し、DNAポリメラーゼβによる修復合成が行えるようにする。APE1の相同体をもたないマウスは、初期胚段階で死亡する。ここではAPE1が、ニックやギャップの入ったDNA分子の3'‐末端部でミス対合したデオキシリボヌクレオチドに対し、エキソヌクレアーゼ活性を示すことを報告する。このエキソヌクレアーゼ活性の効率は、DNAに入ったギャップの大きさに反比例する。In vitroで再構成した塩基除去修復系では、ニックが入ってミス対合したDNAの再結合はAPE1の存在に依存していた。このことはAPE1が塩基除去修復の忠実度を高めている可能性を示しており、これは3'‐ミス対合DNAの新しい修復機構ではないかと考えられる。APE1のエキソヌクレアーゼ活性により、DNAから抗HIVヌクレオシド類似体3'‐アジド‐3'‐デオキシチミジンと2',3'‐ジデヒドロ‐2',3'‐ジデオキシチミジンが除去できることから、APE1がこの種の抗ウイルス化合物の治療係数に影響を与えている可能性が示唆される。

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