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生態:シカの移住率と死亡率の性差が個体群の最適な管理に影響する

Nature 415, 6872 doi: 10.1038/415633a

アカシカの個体群は、他の多くの有蹄類の個体群と同様に餌に制限を受け、通常は雄よりも雌の数のほうが多い。我々は、スコットランドのラム島のアカシカ個体群について、長期観察および個体群統計の実験を行い、死亡率や移住率に見られる性特異的および年齢特異的な変動が、密度に依存した成獣性比の変化にどう関与するかを調べた。各種の管理計画下にある局所個体群の統計モデルに、これらの効果を組み込んだところ、雌の数が、その生態系のもつ環境収容力の60%を超えるまで増加できる場合、アカシカの局所個体群を維持できる雄の年間狩猟頭数は減少する。狩猟代を払うハンターは通常、雄を好んで撃ち、雄のほうが雌よりも多くの収益を生み出すので、雄の狩猟頭数が減ると収益は減少する。ハイランド地方の大部分に生息する雌シカの数はおそらく、雄の密度に影響する閾値を超えているため、多くの保護区管理者は、雌の数を減らすことでアカシカの局所個体群からの収益を増やせるだろうし、スコットランドのハイランド地方の環境植生に好結果がもたらされる可能性もある。

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