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気候:気候変動において増大する大洪水の発生リスク

Nature 415, 6871 doi: 10.1038/415514a

人間活動による大気組成の変化が生み出す放射効果は気候変動をもたらし、特に全球的水循環を活発化させて洪水の発生リスクを増大させると予測されている。しかし、人間活動が引き起こす洪水の変化を検出することは、自然の変動度がきわめて大きいために困難であり、さらに河川流量が流況に依存することが問題を複雑にしている。ここでは、河川流量の測定結果、そして温室効果ガスと硫酸エアロゾルの直接的な放射効果に関連した人間活動による気候変動の数値シミュレーションを用いて大洪水(すなわち20万km2を越える流域で100年に1度より低い頻度で起きる洪水)の発生リスクの変化を調べた。その結果、大洪水の頻度は20世紀の間に顕著に増加したことがわかった。大洪水の発生リスクが統計的に有意に増大している傾向が最近になって現れていることは我々の気候モデルの結果と一致しており、我々のモデルはこの傾向が継続することを示唆している。

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