Review Article 進化:多細胞生物の抗菌ペプチド 2002年1月24日 Nature 415, 6870 doi: 10.1038/415389a 概して多細胞生物は微生物と一定の調和を保って共存している。動物の目にある角膜では、感染がほとんど起こらない。昆虫は、リンパ球も抗体ももたないのに繁栄している。植物の種子は土壌微生物の真ん中で首尾よく発芽する。これはどうやって、やり遂げられるのだろうか。動物にも植物にも、強力で作用対象の広い抗菌ペプチドが備わっており、細菌や菌類、ウイルス、原生動物といった多様な微生物を寄せつけないために、こうした抗菌ペプチドを利用している。これらは、どんな種類の分子なのだろうか。また、動物はどんな仕組みで防御にこれらを役立てているのだろうか。抗生新薬の必要性がさらに高まっている現在、これらの抗菌分子から得られる設計原理に基づいて抗感染薬を設計することは可能だろうか。 Full Text PDF 目次へ戻る