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神経:視覚を介したフクロウの聴覚空間地図の適応可塑性は視蓋が調節する

Nature 415, 6867 doi: 10.1038/415073a

中脳には、視覚体験によって調整される聴覚空間地図(外界と脳担当部位との位置対応)がある。メンフクロウを、視野が水平方向にずれて見える眼鏡をつけて育てると、下丘外側核(ICX)の聴覚地図も眼鏡プリズムの水平変位にしたがってずれる。つまり、視蓋での空間視覚活動は聴覚地図を教示する鋳型の役割を果たす。さて今回、視野前方を担当する視蓋の部分を、片側だけ破壊した場合の効果を調べてみた。すると、破壊と同じ側の前方空間を表現する聴覚地図に限って前記の調整が起こらなくなった。聴覚地図の他の部分は引き続き調整を受けた。したがって視蓋の活動が、位置特異的に聴覚空間地図の物差しになっていることがわかる。また、調整の起こる場所がICXであることから、視蓋がICXの適応可塑性を調節する空間位置についての教示シグナルを出していることも示唆される。

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