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生態:北極圏ツンドラでは資源に基づくニッチが植物種の多様性および数度の基盤となる

Nature 415, 6867 doi: 10.1038/415068a

生態学者は、同じ生態に暮らす生物種が限られた資源を分け合うという方法に以前から関心を寄せてきた。こうした資源分配もしくはニッチ(生態的地位)の分化は、競争を減らすことによって種の多様性を増進させる可能性がある。資源分配は動物群集では種の多様性や構成の重要な決定要因だが、植物群落がつくられる際の資源分配の重要性は解明するのが難しかった。これは主として、植物が地下の資源をめぐってどのように競争しているのかを調べるのが難しいためである。今回我々は、窒素15(15N)をトレーサーに使った野外実験で、窒素量が有限な北極圏ツンドラ群落にある植物種が、窒素取り込みの時期や地面からの深さ、その化学的形態に応じて分化しており、種の数度は最も入手しやすい土壌窒素形態の取り込み量と強く相関していることを示す証拠を得た。すなわち、最も繁栄している種は最も豊富にある形態の窒素を利用しており、繁栄していない種は率の少ない形態の窒素を利用していたのである。これは、有限な単一資源の入手しやすさの違う各種形態の分配が、植物群落の構成に関係していることを示す、知るかぎりで最初の知見である。

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