Letter

宇宙:クエーサーJ1819+3845の急激な電波変動の原因としての星間シンチレーション

Nature 415, 6867 doi: 10.1038/415057a

物質が、銀河中心の超高質量ブラックホールに落下するときの重力エネルギーの解放が、クエーサーの高い光度を説明すると考えられている。クエーサーや他の種類の活動銀河核からの、この放出の変動性によって、放出領域の大きさとブラックホールに物質を供給する物理的過程についての情報が得られる。活動銀河核のいくつかは、光学領域(およびそれより短い)波長で変動性を示し、数年または数十年にわたって、電波を激しく放射する。このような活動銀河核はよく、電波波長で、より速い日内変動性を見せる。この急激な変動性の原因は、徹底的に討議されてきたが、いくつかの発生源での光学的変動と電波的変動の間の相関関係は、これらの変動が両方とも内因性のものであることを示唆している。だが、そうだとすると、物理的にありそうにもない放射輝度温度が必要になってしまうため、急速な変動は、我々の銀河系内部の星間物質による放射の散乱が原因だという提案も現れた。今回我々は、極端な例のクエーサーJ1819+3845で、急激な変動が実際に、星間シンチレーションから生じることを立証する。散乱物質の横速度によって、太陽系の近くに、きわめて高速度のプラズマが存在することが判明した。

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