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Nature Food に掲載された一次研究論文(Articles および Letters)について、その概要を日本語で紹介しています。

Comment: 未来を見すえた食料システムアナリストの育成

A future workforce of food-system analysts

doi:10.1038/s43016-019-0003-3

英国の5つの大学では、食糧安全保障や環境や企業のため、食料システムの複雑さに対する理解を深めたり、より適正に管理したりするのに必要な技能やツール、能力を大学院生に身につけさせることを目的としたプログラムが開発されている。

Perspective: 人間の食事の化学的な複雑さはマッピングされていない

The unmapped chemical complexity of our diet

doi:10.1038/s43016-019-0005-1

機械学習などの進歩により、食品をあらゆる生化学的角度から系統的に研究することが可能になると考えられる。栄養学の「未知の物質」を明らかにすれば、私たちが食べているものの組成と、それが健康や疾患にどのように関わっているのかをより深く理解するための新たな道が開かれる可能性がある。

Article: 温暖化がコムギに及ぼす影響のモデルでの高緯度地域と低緯度地域の不確実性分布の違い

Different uncertainty distribution between high and low latitudes in modelling warming impacts on wheat

doi:10.1038/s43016-019-0004-2

全球グリッド作物モデルは、作物収量に対する気候変動の影響をシミュレーションするものだが、不確実性の定量化が難しいことから信頼性が低くなっている。今回Xiongたちは、パラメタリゼーションの方法によって不確実性がどう低下するかを調べ、中・高緯度地域で生育するコムギの収量では、将来の不確実性が大きくなることを明らかにした。

News & Views: 全球作物モデルの不確実性

Uncertainties in global crop modelling

doi:10.1038/s43016-019-0008-y

気候変動下でのコムギ生産に関する無矛盾全球グリッドマルチモデル評価から、特に中・高緯度地域では、作物モデルによって大きな不確実性が生じることが指摘された。

Perspective: 農家だけに止まらない窒素汚染政策

Nitrogen pollution policy beyond the farm

doi:10.1038/s43016-019-0001-5

本稿では、フルチェーンの窒素利用効率という概念に基づいて、農業・食品チェーンの主要な行為者を標的とする政策介入と基準について提案する。

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