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COVID-19:COVID-19患者発見のためのウエアラブルセンサーデータと自己申告症状

Nature Medicine 27, 1 doi: 10.1038/s41591-020-1123-x

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の従来のスクリーニングには一般的に、症状や旅行歴についての調査質問や体温測定が含まれる。今回我々は、経時的に集められた個人センサーデータが、COVID-19患者で見られるような、感染を示唆する微妙な変化を見つけ出すのに役立つかを調べた。我々は、米国の個人からのスマートウォッチ活動量追跡データに加えて、自己申告症状と診断検査結果を収集するスマートフォンアプリを開発し、症状のある場合に、症状とセンサーデータによってCOVID-19陽性例と陰性例を区別できるかどうかを評価した。2020年3月25日から6月7日にかけて登録された3万529人の参加者のうち、3811人が症状を報告した。これらの有症状者のうち、54人は検査結果がCOVID-19陽性と報告し、279人は陰性と報告した。症状とセンサーデータを組み合わせると、COVID-19陽性の有症状者と陰性の有症状者を判別する際の曲線下面積(AUC)が0.80[四分位範囲(IQR):0.73~0.86]という結果になり、症状のみを考慮するモデル(AUC = 0.71; IQR:0.63~0.79)よりも有意に優れた成績が得られた(P < 0.01)。このような受動的に収集された継続的データは、ウイルス検査(通常は一度限り、もしくは不定期のサンプリングアッセイ)を補完することができる。

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