Brief Communication

COVID-19:自己申告された症状のリアルタイム追跡によってCOVID-19の可能性を予測する

Nature Medicine 26, 7 doi: 10.1038/s41591-020-0916-2

この研究では、計261万8862人の参加者がスマートフォンのアプリを使って、COVID-19と思われる症状を申告した。SARS-CoV-2の検査を受けた1万8401人の中で、嗅覚と味覚が失われたことを報告した参加者の割合は、検査結果が陽性だった参加者の場合(7178人中4668人、65.03%)の方が、陰性だった参加者の場合(1万1223人中2436人、21.71%)よりも高かった(オッズ比 = 6.74、95%信頼区間 = 6.31~7.21)。症状を組み合わせて感染の可能性を予測するモデルを、症状を申告した全てのアプリ使用者(80万5753人)のデータに適用したところ、14万312人(17.42%)の参加者がCOVID-19にかかっている可能性があると予測された。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度