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創薬:薬剤−代謝物アトラス中での疫学的、薬理学的、遺伝学的データおよび腸細菌相データの統合

Nature Medicine 26, 1 doi: 10.1038/s41591-019-0722-x

ハイスループット代謝プロファイリングの進歩は、ヒトの代謝への薬剤の影響についての知見を得るためのこれまでにない機会をもたらしている。オランダのBBMRI(Biobanking BioMolecular Research Infrastructure)は、広く処方されている87の薬剤と、プロトン核磁気共鳴によって評価された臨床に関連する150の血漿中代謝物との間の薬剤−代謝物関連アトラスを構築している。このアトラスには、10のコホート(1万8873人)でのメタ解析が含まれ、併用治療などの交絡要因の評価後に1071の薬剤−代謝物間の関連を明らかにしている。本論文では、横断的研究から予測した代謝物へのスタチンの影響が、介入および遺伝的観察研究での予測と類似していることを示す。さらなるデータ統合によって、プロトンポンプ阻害剤と循環内代謝物、肝機能、脂肪肝と腸内細菌相とが結びつけられた。我々のアトラスは、薬剤の効果、安全性および転用を改善するための標的を定めた実験的薬剤研究や臨床試験に役立つだろう。我々は、このアトラス視覚化のためのウェブリソースを提供している(http://bbmri.researchlumc.nl/atlas/)。

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