Editorial

肝炎との闘いの未来は明るい

Nature Medicine 19, 7 doi: 10.1038/nm.3269

ここ数十年、ウイルス性肝炎の治療に関する研究や、予防のための公衆衛生対策の努力は実を結びつつある。だが、伝播を防止し、治療を徹底して、この病気が作り出す大きな世界的負担をなくすという目標を達成するには、さらなる取り組みが必要だ。WHOは、2012年に世界肝炎プログラムを発足させてウイルス性肝炎の完全防止と治療を目指し、7月28日を世界肝炎デーに定めて、この病気に関する一般の知識を増やそうとしている。今月号では、ウイルス性肝炎に関する研究と成果が期待される治療努力、それにいまだに解決されていない難問について論じる一連の総説を特集している。

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