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肥満外科手術の利点の「核心」

Nature Medicine 18, 3 doi: 10.1038/nm0312-358

肥満は心血管系事象のリスク増大と関連づけられており、したがって減量は心血管疾患に有益な作用を及ぼすだろうと考えられている。この予測は、現在進行中のスウェーデン肥満者(SOS)調査の参加者についての最近の研究で裏付けられた。この研究は、肥満外科手術が心血管系疾患に及ぼす影響を調べるための、非無作為化型の前向き研究である。肥満外科手術を受けた患者群は、同じ程度肥満しているが手術を受けなかった対照群と比較して、心血管系事象の総数および致死的事象の件数が有意に少なかった。意外なことに、心血管系事象のこうした減少は、ベースラインの肥満度指数(BMI)、あるいは手術を受けた患者での体重減少とは関連していなかった。この研究が、減量、代謝性疾患、心血管系疾患の間の関連性の解明にどのように影響するのか、また、肥満外科手術はどのような仕組みによってヒトの健康に影響を及ぼすのか、3人の専門家に聞いてみた。

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