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血中因子suPARは腎疾患の原因となる

Nature Medicine 17, 8 doi: 10.1038/nm.2443

ありふれた腎疾患である巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)の原因と思われる血中因子の正体はなかなかはっきりせず、長年にわたって探索が続けられてきた。しかし今回、血中循環する可溶型のウロキナーゼ受容体(suPAR)が、糸球体にある足細胞のβ3インテグリンを活性化して、これがFSGSの発症につながる可能性があるという知見が報告された。これは、FSGSを解明するための新たな手がかりとなり、また、臨床上も重要なかかわりがありそうだ。

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