Brief Communication

肺気腫:喫煙により誘導される肺気腫における抗エラスチン自己免疫

Nature Medicine 13, 5 doi: 10.1038/nm1583

慢性閉塞性肺疾患と肺気腫はよくある破壊的炎症性疾患であり、こうした炎症性疾患は世界中で主要な死因となっている。本論文では肺気腫が、抗エラスチン抗体の存在および1型Tヘルパー細胞(TH1)応答(いずれも重症度と相関する)を特徴とする自己免疫疾患であることを示す。これらの知見は、肺気腫を特異的な肺抗原に対する適応免疫に関連づけるものであり、喫煙者の動脈や皮膚などのエラスチンに富む他の組織の病因が自己免疫反応である可能性を示唆している。

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