Brief Communication

臓器移植:α1,3-ガラクトシルトランスフェラーゼ遺伝子ノックアウトブタをドナーとして用いたヒヒへの心臓移植:初期実験の結果

Nature Medicine 11, 1 doi: 10.1038/nm1171

α1,3-ガラクトシルトランスフェラーゼ・ノックアウトブタ(GalT-KO、n=8)の心臓を、抗CD154モノクローナル抗体を基本とする治療方式を用いて異所的にヒヒに移植した。ガラクトース-α1,3-ガラクトースエピトープを除去したことで超急性の拒絶反応は防止され、ヒヒ体内でのブタ心臓の生存期間は2〜6カ月(中央値78日)に延長された。移植片の機能不全に関連した主な病変は血栓性微小血管症で、その結果として虚血性損傷が生じた。この免疫抑制方式に直接関連する感染合併症は見られなかった。GalT-KOブタからの心臓の移植では、以前の研究よりも移植片の生存期間が長くなった。

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