Research Briefing

スーパーエンハンサーRNAのm6Aメチル化はクロマチンに接近しやすくさせる

Nature Genetics 55, 12 doi: 10.1038/s41588-023-01567-9

これまでの研究から、スーパーエンハンサーRNA(seRNA)のN6-メチルアデノシン(m6A)修飾がクロマチン接近可能性と遺伝子の転写に影響を及ぼすことが報告されている。今回、膵管腺がん(PDAC)においてseRNAのm6Aレベルを調べると、seRNAのm6Aメチル化の異常な増加が、局所でのクロマチン接近可能性を高め、その結果、PDACのプログレッションに作用するがん遺伝子の転写が増強されることが分かった。

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