Brief Communication

COVID-19:UGT2A1/UGT2A2座位はCOVID-19と関係する嗅覚と味覚の消失に関連する

Nature Genetics 54, 2 doi: 10.1038/s41588-021-00986-w

今回我々は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連した嗅覚と味覚の消失に関するデータを、オンライン調査により6万9841人から収集した。我々は、複数祖先系集団のゲノムワイド関連解析を行い、UGT2A1遺伝子とUGT2A2遺伝子の近傍に、ゲノム規模で有意な座位を発見した。両遺伝子は嗅上皮で発現しており、匂い物質の代謝に役割を担っている。これらの知見は、COVID-19に関連した嗅覚および味覚の消失の原因である生物学的機構に対する遺伝学的な結び付きを明らかにするものである。

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