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落屑症候群:落屑症候群の遺伝学的関連研究によるLOXL1の疾患抵抗性希少バリアントならびに5つの新しい疾患感受性座位の同定

Nature Genetics 49, 7 doi: 10.1038/ng.3875

落屑症候群(XFS)は続発緑内障の既知のリスク因子として最も一般的なものであり、全世界で失明の主要な原因となっている。2つの遺伝子、LOXL1およびCACNA1AのバリアントとXFSとの関連が報告されているが、LOXL1との関連については人種により一貫しない結果が得られていた。XFSの遺伝学的基盤の詳細を明らかにするために、国際的規模でXFS症例を収集し、LOXL1との精密な関連解析を実施するとともに、XFSに関連する新規バリアントの同定を試みた。9カ国からのXFS症例および対照の高深度なリシークエンス解析により、LOXL1遺伝子上の疾患抵抗性希少対立遺伝子が同定された〔p.Phe407、オッズ比(OR)=25、P=2.9×10−14〕。また、24カ国からのXFS症例および対照のゲノムワイド関連解析(GWAS)とそれに続く18カ国での再現解析により、7つの有意な疾患感受性座位が同定された(P<5×10−8)。関連を示すシグナルは、13q12(POMP)、11q23.3(TMEM136)、6p21(AGPAT1)、3p24(RBMS3)、5q23(SEMA6A近傍)から検出された。これらの知見は、XFSの発症メカニズムに対する生物学的な考察を可能にし、本疾患の生物学において自然発生したLOXL1遺伝子上の希少バリアントの潜在的な関与を強く示すものである。

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