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メラノーマ:ゲノムワイドのメタ解析により、皮膚悪性メラノーマの新しい感受性座位5つを同定

Nature Genetics 47, 9 doi: 10.1038/ng.3373

皮膚悪性メラノーマ(CMM)に関するこれまでの研究から、再現性をもって関連を示す13の感受性座位が明らかになっている。本論文では、CMMのゲノムワイド関連研究(GWAS)についての2段階メタ解析を行った国際的研究について報告する。このメタ解析は、11のGWAS(そのうちの5つは未発表)と次なる3段階の2つのデータセットを統合し、15,990のCMM症例と26,409の対照群からなるものである。これまでCMMに関連が認められなかった5つの座位が、今回、ゲノムワイドの関連を有意に示した(P < 5 × 10 − 8)。また、関連が報告済みだったが再現性が確認されなかった座位が2つ見つかるとともに、関連が確定している13の座位は全て関連が有意であった。新規に関連が見つかったSNPはメラノサイト調節領域と考えられる場所に位置し、バイオインフォマティクスおよび発現量的形質座位(eQTL)のデータから関連領域の候補遺伝子が挙げられ、そのうちの1つはテロメア生物学に関与していることが分かった。

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