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脊髄障害:ゲノムワイド関連研究で脊椎後縦靭帯骨化症の感受性座位を同定

Nature Genetics 46, 9 doi: 10.1038/ng.3045

脊椎後縦靭帯骨化症(ossification of the posterior longitudinal ligament of the spine:OPLL)は、高齢者に一般的な脊髄の障害で、脊髄症や神経根疾患を引き起こす。我々は、OPLLの遺伝要因を同定するために、約8,000人の人にゲノムワイド関連研究(GWAS)を行い、さらに約7,000人の人を用いて追試を行った。その結果、OPLLの6つの感受性座位、つまり、20p12.3(rs2423294、P=1.10×10−13)、8q23.1(rs374810、P=1.88×10−13)、12p11.22(rs1979679、P=4.34×10−12)、12p12.2(rs11045000、P=2.95×10−11)、8q23.3(rs13279799、P=1.28×10−10)および6p21.1(rs927485、P=9.40×10−9)を同定した。これらの座位内、および座位周辺の遺伝子の発現解析から、いくつかの遺伝子が膜性骨化や内軟骨性骨化の過程を介してOPLLの病因に関与することが示唆された。我々の結果はOPLLの病因に新たな知見を付け加えるものである。

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