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パーキンソン病:ゲノムワイド関連解析データの大規模メタ解析から新たに同定された6つのパーキンソン病リスク座位

Nature Genetics 46, 9 doi: 10.1038/ng.3043

パーキンソン病のゲノムワイド関連解析のメタ解析を、頻度の高いバリアント7,893,274個を用いて、症例13,708例、対照群95,282例を対象に行った。その結果、ゲノムワイドに有意な関連を示す26の座位を同定した。続いて、これらの座位に加えて、これまでに関連が報告されていた座位6個について、上記とは別の症例5,353例、対照群5,551例で疾患関連性を検討した。検討した32個のSNPのうち、今回新たに同定された6個を含む24個のSNPで関連を確認した。複数の座位間の条件付き分析を行い、GBAGAK-DGKQSNCA、それにHLA領域などの4つの座位に二次的な別個のリスクバリアントの存在を明らかにした。まとめると、パーキンソン病の発症リスクを担う、それぞれ別個の28のバリアントを24の座位に同定した。さらにリスクプロファイル分析を行い、遺伝的リスクの最高五分位と最低の五分位を比較して、これらの個々の座位の効果は小さいものの、累積リスクがかなり高いことを示した〔オッズ比(OR)=3.31、95%信頼区間(CI)=2.55–4.30、P=2×10−16〕。また、6つのリスク座位が、近接する遺伝子の発現およびDNAメチル化に影響を及ぼすことも見つけた。

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