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好酸球食道炎:好酸球性食道炎のゲノムワイド関連解析からこのアレルギー性疾患の組織特異性を理解する手掛かりが得られる

Nature Genetics 46, 8 doi: 10.1038/ng.3033

好酸球性食道炎(EoE)は、食物に対するアレルギー性過敏症に関連する慢性炎症性疾患である。我々は、ヨーロッパ系のEoE症例と、次に、同コホートおよび当該試験外の対照被験者を含む複数試験の対照コホートにおいて、150万個を超える遺伝的バリアントを調べた。その結果、5q22座位の関連の再現性を得たことに加えて(メタ解析P=1.9 × 10 − 16)、CAPN14にわたる2p23座位に関連を同定した(P=2.5 × 10 − 10)。CAPN14は、食道に特異的に発現しており、その発現は、疾患活動性や遺伝的ハプロタイプによって、また上皮細胞へのインターロイキン(IL)-13曝露後に、動的に上方制御された。さらに、CAPN14は、IL-13によって修飾されるエピジェネティックなホットスポットに位置していた。EoEとの関連で上位208個にランク付けされる配列の近傍にある遺伝子には、食道に発現する遺伝子が豊富に含まれ、また、多数のアレルギー感作座位がEoE感受性に関連していた(4.8 × 10 − 2<P<5.1 × 10 − 11)。我々は、EoEの組織特異性には、アレルギー感作と、CAPN14が関与するEoE特異的IL-13誘導性食道応答の相互作用が関与するとするモデルを提案する。

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