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自己免疫疾患:3個のHLAタンパク質における5個のアミノ
酸がMHCと血清反応陽性関節リウマチとの関連の大部分を説明する

Nature Genetics 44, 3 doi: 10.1038/ng.1076

主要組織適合複合体(MHC)と関節リウマチのリスクとの遺伝学的関連は、一般的にHLA-DRB1の対立遺伝子に起因すると考えられている。しかし、HLA-DRB1の原因配列の同定やMHCの他の場所に独立した効果が存在することについては議論が続いている。血清反応陽性関節リウマチの患者5,018人(症例)および非罹患の対照14,974人についての既存のゲノムワイドSNPデータを用いて、HLA-AHLA-BHLA-CHLA-DPA1HLA-DPB1HLA-DQA1HLA-DQB1およびHLA-DRB1における古典的な対立遺伝子とアミノ酸多型とともに、MHC全体にわたる3,117個のSNPについて、コンピューターによる予測を行うとともに検討を加えた。条件付きの解析およびハプロタイプ解析から、HLA-DRβ1の3つの位置のアミノ酸(位置11、71、74)と、HLA-B(位置9)およびHLA-DPβ1(位置9)の単一アミノ酸多型が同定された。これらはすべて、ペプチド結合溝に位置しており、関節リウマチのリスクへのMHCの関連をほぼ完全に説明している。この研究は、大規模な参照パネルから機能的な配列の多様性をコンピューターにより予測することが、MHCに関連シグナルを詳細に位置決定するのにどのように役立つかを示している。

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