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乾癬と自然免疫:15の新しい乾癬感受性座位が同定され、自然免疫の役割が強調される

Nature Genetics 44, 12 doi: 10.1038/ng.2467

乾癬の遺伝学的構造を理解する手がかりをさらに得ることを目的として、3つのゲノムワイド関連研究(GWAS)とイムノチップで遺伝子型を決定した2つの独立したデータセットの、症例10,588例と対照22,806例のメタ解析を行った。本論文では、15の新しい感受性座位を同定したので、ヨーロッパ系の人の乾癬に関連する座位が36に増加したことを報告する。また、条件付き解析により、これまでに関連が示されている座位内に独立した5つのシグナルも同定した。新しく同定された座位は、他の自己免疫疾患の関連座位でもあり、T細胞機能を調節する役割を担う候補遺伝子(RUNX3TAGAPSTAT3など)を含んでいる。特に注目すべきは、これらの座位には、インターフェロンが仲介する抗ウイルス応答(DDX58)、マクロファージ活性化( ZC3H12C)およびnuclear factor(NF)-κBシグナル伝達(CARD14および CARM1)をはじめとする、遺伝子産物が自然免疫の宿主防御に関与する候補遺伝子が含まれることである。これらの研究結果は、免疫が仲介する炎症性疾患で共有される、これらの疾患に固有の遺伝的決定要因についての理解につながるものである。そして、自然免疫および獲得免疫による宿主防御における皮膚の重要性が強調されるものである。

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