Letter

関節リウマチ:高密度遺伝子マッピングによる新たな関節リウマチの感受性座位の同定

Nature Genetics 44, 12 doi: 10.1038/ng.2462

イムノチップは、ゲノムワイド関連研究(GWAS)によって同定された186の座位を高密度遺伝子型決定するためにデザインされたカスタムSNPアレイである。このイムノチップを用いて、ヨーロッパ系の人の関節リウマチ罹患者(症例)11,475人および対照群15,870人に対して、129,464個のマーカーについて解析した。得られたデータを、これとは別の症例(n=2,363)および対照群(n=17,872)のGWASデータと統合し、メタ解析を行った。その結果、14個の新たな疾患関連座位が明らかになった。そのうち9座位はすべてが関節リウマチと関連を示し、5座位は抗シトルリン化ペプチド抗体陽性である疾患に特異的な関連を示した。これにより、ヨーロッパ系の人にとっての関節リウマチのリスク座位は46になった。次に、19の座位に対して、疾患関連性が最大となる位置をただ1つの遺伝子にまで絞り込んだ。また、6座位において別の2番目に強い関連を、4座位において出現頻度の低い変異との関連を見つけた。さらに、バイオインフォマティクス解析から、7座位のSNPに関して、疾患発症原因についての説得力のある仮説が引き出された。今回の研究成果は、高密度SNPマッピング解析によってそれに続く機能解析のための情報が提供されるという、研究手法のメリットを例証するものである。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度