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コピー数多型:単独発生かつ散発例のファロー四徴症におけるde novoのコピー数多型によって新規の疾患関連遺伝子と座位が同定される

Nature Genetics 41, 8 doi: 10.1038/ng.415

ファロー四徴症(TOF)は、最もありふれた重症の先天性心奇形で、症例の70%は、他の異常をともなわず、散発例としてみられ、原因は不明である。TOFを罹患する114人の被検者とその非罹患の両親についてゲノム全域の調査によって、2,265人の対照者には、存在しないか、あるいはきわめて稀(<0.1%)なde novoのコピー数多型(CNV)を11同定した。次に、これらの座位のさらなるCNVを、2番目の独立したTOFコホート(n=398)において検討した。我々は、非症候群性かつ散発例のTOF症例の1%(5/512、P=0.0002、OR=22.3)に染色体1q21.1の複数のCNVを同定した。また、3p25.1、7p21.3および22q11.2に再発するCNVも同定した。TOFを罹患するある1人の被検者には、6つの座位にCNVが起こっており、その2つは既知の疾患関連遺伝子(NOTCH1JAG1)をコードするものであった。我々の知見は、非症候群性かつ散発例のTOF症例の少なくとも10%(4.5−15.5%、95%信頼区間)がde novoのCNVによって引き起こされることを予測するもので、また、これらの座位の変異がTOFの他の症例の病因となるかもしれないことを示唆するものである。

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