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肥満:ゲノムワイド関連解析により、肥満の尺度と関連する7つの座位の新たな塩基多型が見つかった

Nature Genetics 41, 1 doi: 10.1038/ng.274

肥満は遺伝的要因と環境要因の相互作用の結果である。肥満の尺度としてよく用いられるのは体重とボディマス指標(BMI)で、この2つは高い遺伝性を示す。これらに影響を与える塩基配列多型を調べるために、25,344人のアイスランド人、2,998人のオランダ人、1,890人のヨーロッパ系アメリカ人、1,160人のアフリカ系アメリカ人を対象に、305,846 個のSNPのタイピングをして関連解析を行い、この結果を、糖尿病遺伝イニシアティブ(DGI)から報告されているスカンジナビア人3,024人に対する結果と統合した。フォローアップをするために、19領域から43多型を選んで5,586人のデンマーク人での結果をGIANTコンソーシアムから得られた肥満関連体質のゲノムワイド解析と比較した。合計で、11染色体領域の29多型(このうちいくつかは関連している)が、ゲノムワイドの有意差閾値であるP<1.6×10-7に達した。この中には、今までに肥満との関連が報告されていない7つの座位のほかに、過去に同定された、FTOMC4RBDNFSH2B1遺伝子の近傍もしくは遺伝子内の多型が含まれる。

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