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iASPPはp53の高プロリン領域に選択的に結合し、p53のコドン72の多型が示すアポトーシス機能を変化させる

Nature Genetics 38, 10 doi: 10.1038/ng1879

iASPPは、進化上最もよく保存されたp53の阻害因子であり、一方、ASPP1とASPP2はp53の活性化因子である。本論文では、ASPPファミリー構成タンパク質が、DNA結合ドメイン以外に、p53のプロリンに富む領域にも結合することを明らかにする。この領域は、p53で最も頻度の高い多型のある場所であるコドン72に多型をもっている。さらに、ASPPファミリータンパク質、特にiASPPは、結合後、p53Arg72においてよりもp53Pro72においてより効果的にその活性を調節していた。したがって、p53Arg72による負の調節から免れることで、p53Arg72ではp53Pro72に比べて効果的にアポトーシスを活性化している。この機構は、p53の多型の機能調節に関する新たなメカニズムである。C

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