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RNAウイルス複製のトランス優性阻害は薬剤耐性ウイルスの増殖を遅くする

Nature Genetics 37, 7 doi: 10.1038/ng1583

ウイルスRNA依存性RNAポリメラーゼの高いエラー発生率は、そのRNAゲノムの違いが互いの生存に影響をあたえる不均一なウイルス集団を生み出す。我々はポリオウイルスゲノムを系統的にスクリーニングし、4種類の優性突然変異を同定した。キャプシドとポリメラーゼをコードしている領域の変異型対立遺伝子は、優性阻害表現型を生じており、これはおそらくタンパク質がオリゴマーを形成するためと考えられる。我々はまた、RNA合成のプライミングに必要なRNAエレメント(CRE)とタンパク質プライマー(VPg)において優性突然変異を同定した。この結果は、非生産的なプライミング中間体が抑制的に働くことを示唆している。ウイルスのプロテアーゼ2A活性を阻害する突然変異は優性であり、その既知の細胞内活性が阻害されると毒性産物が生じることを示している。異常がある場合に正常ウイルスの増殖を優性的に妨害するようなウイルスの産物は、薬剤感受性ウイルスが薬剤耐性ウイルスよりも優性であるために、おそらく優れた薬剤標的となると考えられる。ここで、抗キャプシド化合物WIN51711に対して感受性を示すウイルスは、薬剤耐性ウイルスの細胞内増殖を優性的に阻害した。したがって、優性阻害物質のスクリーニングによって、薬剤耐性についてのリスクが小さい抗ウイルス治療法の候補薬剤を評価したり予測したりできるはずである。

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