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10q22に位置するオランダ子癇前症遺伝子座と翼状らせん (winged helix)遺伝子ファミリーに属する新規遺伝子が母系に共分離する

Nature Genetics 37, 5 doi: 10.1038/ng1541

子癇前症は妊娠に関連する疾患で、胎盤に原因があるが母に症状が現れる。ある集団においては後成的な遺伝が関与している。母性効果をもつ10q22領域の17遺伝子の配列を解析し、我々はオランダ子癇前症に連鎖する最小必須領域を444 kbに狭めた。この領域は女性特異的な組換えのホットスポット内にあり、1つを除いたすべての遺伝子が、DNAあるいはRNAに結合するタンパク質をコードする。1つの遺伝子STOX1C10orf24とも呼ばれる)は、患者姉妹間で同一の5つの異なったミスセンス変異を含んでいる。この変異は子癇前症の表現型と共分離し、母系遺伝する。4種のSTOX1転写産物が、浸潤性絨毛外トロホブラストを含む初期の胎盤において発現しており、3種の異なったアイソフォームがつくられる。そのすべての分子がフォークヘッド(FOX)ファミリーに関連する翼状らせんドメインを含んでいる。STOX1の最も大きいアイソフォームは、PI3K-Akt-FOX経路の活性化時には核にのみ、不活性化時には細胞質にのみ局在した発現をする。38種すべてのFOXタンパク質および8種すべてのSTOX1ホモログは153番目の位置がチロシンあるいはフェニルアラニンのどちらかであるので、優性のY153H変異は保存という基準に照らしては非常に変異原性が高いが、不完全浸透である。STOX1は絨毛外トロホブラストの倍数体形成を制御する子癇前症の候補遺伝子である。

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