Research Highlights

レスベラトロールは線虫と哺乳類の神経における変異ポリグルタミンによる細胞毒性を抑制する

Nature Genetics 37, 4 doi: 10.1038/ng1534

トランスジェニック線虫Caenorhabditis elegansにおいて、sir-2.1遺伝子量を増大するか、サーテュイン(sirtuin)活性物質レスベラトロール(resveratrol)処理するかしてSir2を活性化すると、変異ポリグルタミンより生じる、初期の神経細胞機能異常の表現型が特異的に抑制されることを本論文で報告する。こうした抑制効果は、daf-16(フォークヘッド転写因子)に依存している。さらに、レスベラトロールは、HdhQ111ノックインマウスの神経細胞で変異ポリグルタミンによって特異的に起こる細胞死を抑制した。我々は、Sir2活性化が変異ポリグルタミンに対して抑制的に働く可能性があると考えている。

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