Research Highlights

OX40リガンドをコードするTNFSF4の、アテローム性動脈硬化症易罹患性に影響する遺伝子としての位置同定

Nature Genetics 37, 4 doi: 10.1038/ng1524

Ath1はマウス1番染色体上の量的形質遺伝子座(QTL)で、食餌性のアテローム性動脈硬化症に対してC57BL/6マウスを感受性、C3H/Heマウスを抵抗性にする。このQTL領域は、OX40リガンドをコードするTnfsf4Ox40lもしくはCd134lともいう)をはじめとする、11の既知遺伝子を含む。本論文で我々は、Tnfsf4の標的突然変異マウスでは、対照マウスに比して動脈硬化性病変が有意に少なかった(P 0.05)ことを報告する。さらに、Tnfsf4を過剰に発現するマウスでは、対照マウスよりはるかに多くのアテローム硬化性病変が見られた(P 0.05)。2つの互いに無関係なヒト集団において、頻度のあまり高くない対立遺伝子であるTNFSF4のSNP rs3850641が、心筋梗塞症患者では健常者に比べて有意に頻度が高かった(P 0.05)。したがって、マウスではTnfsf4Ath1の根幹に存在する遺伝子であり、そのヒト相同遺伝子TNFSF4の多型がヒトにおける心筋梗塞症のリスクを増大すると結論する。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度