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米国で体外受精が危機に?科学者たちは不妊治療の将来を危惧
凍結の前にヒト胚を入れたシャーレに培地を加える。 Credit: Jay L. Clendenin/The Washington Post via Getty
米国アラバマ州では、45年間行われてきた不妊治療が一時中断されていたが、それが再び行えるようになった。2024年2月、アラバマ州最高裁判所が、体外受精(IVF)法で作製された胚には子どもと同じ権利があると判決を下したため、同州ではIVFが中止される事態となった。しかし、クリニックを法的影響から守る新しい州法が制定されたことにより、IVF治療の再開が可能になった。とはいえ、ヒト胚を扱う米国の臨床医や科学者たちは心から安堵したわけではなく、今後ますます多くの法的・憲法的問題に直面することになるだろうと不安を募らせている。
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翻訳:古川奈々子
Nature ダイジェスト Vol. 21 No. 7
DOI: 10.1038/ndigest.2024.240714
原文
Is IVF at risk in the US? Scientists fear for the fertility treatment’s future- Nature (2024-04-02) | DOI: 10.1038/d41586-024-00830-1
- Mariana Lenharo
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