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ヒトの脳の「しわ」は脳の機能を駆動している

ヒトの脳の形態は人によって異なる Credit: J. C. Pang et al./Nature
ヒトの脳の表面には「しわ」とよばれる凹凸があり、クルミのような外観を与えている。このしわは、鐘の形状が音の質を決めるのと同じように、脳の活動に大きな影響を与えていることが、最新の研究で示唆された(J. C. Pang et al. Nature https://doi.org/gr92t7; 2023)。脳の解剖学的形態にはさまざまな側面があり、脳の機能を駆動するのは領域間の接続であると一般に信じられているが、この報告は、接続よりも幾何学的形状の方が影響が大きいことを示しており、通説に相反するものだ。
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翻訳:古川奈々子
Nature ダイジェスト Vol. 20 No. 9
DOI: 10.1038/ndigest.2023.230915
原文
The human brain’s characteristic wrinkles help to drive how it works- Nature (2023-05-31) | DOI: 10.1038/d41586-023-01774-8
- Davide Castelvecchi