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ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が惑星形成過程でも成果

惑星が誕生する場所、原始惑星系円盤に関する多くの知見がジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で得られている。

恒星の周囲にダストとガスからなる原始惑星系円盤が形成されている様子の想像図。 Credit: NASA/FUSE/Lynette Cook

若い恒星の周囲で惑星が誕生する場所、「原始惑星系円盤」に関する知見が、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡（JWST）の観測で次々と報告されている。2023年9月に米国で開かれた研究会で、恒星の近く（円盤内周部）で形成される岩石惑星（地球型惑星）への水の供給の仕組みを示唆する結果や、多量の炭素化合物の発見が報告された。また、恒星の周囲に形成されている別種の円盤では、「猫の尾」のような奇妙な構造が発見された。

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翻訳：新庄直樹

Nature ダイジェスト Vol. 20 No. 12

DOI: 10.1038/ndigest.2023.231212

原文

How worlds are born: JWST reveals exotic chemistry of planetary nurseries
  • Nature (2023-09-20) | DOI: 10.1038/d41586-023-02922-w
  • Alexndra Witze

参考文献

  1. Banzatti, A. et al. Preprint at https://arxiv.org/abs/2307.03846 (2023).
  2. Van Dishoeck, E. F. et al. Preprint at https://arxiv.org/abs/2307.11817 (2023).
  3. Tabone, B. et al. Nature Astron. 7, 805–814 (2023).
  4. Smith, B. A. & Terrile, R. J. Science 226, 1421–1424 (1984).
  5. Gáspár, A. et al. Nature Astron. 7, 790–798 (2023).