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巨大ブラックホールで重力赤方偏移を観測

Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 11 | doi : 10.1038/ndigest.2018.181110

原文:Nature (2018-07-26) | doi: 10.1038/d41586-018-05825-3 | Milky Way’s black hole provides long-sought test of Einstein’s general relativity

Alexandra Witze

銀河系の中心にある巨大ブラックホールで、一般相対性理論が予言する重力赤方偏移が観測された。

銀河系中心のブラックホールの周りを回る恒星S2がブラックホールに最も近づいた際に、研究チームは、重力赤方偏移と考えられる、光の波長の変化を観測した。これはその想像図。 | 拡大する

ESO/M. Kornmesser

一般相対性理論が予言する「重力赤方偏移」という現象が、超大質量ブラックホールの重力場でも起こっていることが、2018年5月、初めて精密な観測で確認された。重力赤方偏移は、重力場の中で放出された光の波長が伸びて観測される現象だ。今回、銀河系(天の川銀河)の中心にある超大質量ブラックホールの周囲を回る星の光から重力赤方偏移が検出された。この結果は、アルベルト・アインシュタインが提出した、重力を説明する一般相対性理論が、超大質量ブラックホールの重力場でも有効であることを示した。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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