Research press release

初めての日本人個人の全ゲノム塩基配列解読

Nature Genetics

Genome sequence of a Japanese individual

日本人男性のゲノム塩基配列について報告する論文が、Nature Geneticsの最新号に掲載される。1人の日本人のゲノム全体について塩基配列が解読されたのは、これが初めてだ。

ヒトゲノムの塩基配列解読結果が最初に報告されたのは2001年だったが、最近、「次世代」DNAシーケンシング技術によって、数名の個人についてゲノム全体の塩基配列が解読された。

今回、角田達彦らは、日本人男性のゲノムについて、塩基配列の解読と解析を行ったことを報告している。この日本人のゲノムをこれまでに発表された6人(白人、韓国人、漢民族系中国人)の個人ゲノムと比較したところ、これまで知られていなかった遺伝的変異が大量に見つかった。角田らは、ヒトゲノムに関して、かなりの量の遺伝的変異がいまだに同定されていない、という見方を示している。

The genome sequence of a Japanese male is reported in the latest issue of Nature Genetics. This is the first whole genome sequence of a Japanese individual.

The sequence of the human genome was first reported in 2001. Recently, “next-generation” DNA sequencing technologies have enabled whole-genome sequencing of a handful of individuals.

Tatsuhiko Tsunoda and colleagues report the sequencing and analysis of an individual Japanese male. Comparison of this genome to six previously reported genomes, including those of Caucasian, Korean and Han Chinese individuals, identified a large amount of previously unknown genetic variation. The authors suggest that there is a considerable amount of genetic variation in humans that remains to be identified.

doi: 10.1038/ng.691

「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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