Research press release

B型肝炎ウイルス感染者の肝細胞がんに関連する遺伝子多様体

Nature Genetics

Variants associated with hepatocelullar carcinoma in hepatitis B virus carriers

B型肝炎ウイルス(HBV)関連肝細胞がん(HCC)に関連する遺伝子多様体について報告する論文が、今週掲載される。肝細胞がんは、世界で最も多いがんの1つで、その主たるリスク因子の一つが慢性B型肝炎ウイルス感染だ。

今回、L Yuたちは、慢性B型肝炎ウイルス感染者2,514人を含む中国人を対象としたB型肝炎ウイルス関連肝細胞がんのゲノムワイド関連解析を行い、その後、慢性B型肝炎ウイルス感染者の6集団において2段階の確認研究を行った。その結果、慢性B型肝炎ウイルス感染者の肝細胞がんのリスクに関連する2つのゲノム領域が新たに同定された。そうした領域の一つには、STAT4遺伝子が含まれており、この領域は、自己免疫疾患とも関連が認められている。このことは、肝細胞がんと自己免疫疾患に共通の経路があることを示唆している。

Genetic variants associated with hepatitis B virus (HBV)-related hepatocelullar carcinoma (HCC) are reported this week in Nature Genetics. Chronic HBV infection is a primary risk factor for HCC, one of the most common cancers worldwide.

Long Yu and colleagues report a genome-wide association study for HBV-related HCC in the Chinese population including 2,514 chronic HBV carriers, with follow up in two stages of replication in six populations of chronic HBV carriers. They identify two genomic regions newly associated with HCC risk amongst chronic HBV carriers. One of these regions, including the STAT4 gene, has also been associated with autoimmune diseases, suggesting shared pathways.

doi: 10.1038/ng.2483

「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

メールマガジンリストの「Nature 関連誌今週のハイライト」にチェックをいれていただきますと、毎週最新のNature 関連誌のハイライトを皆様にお届けいたします。

「注目のハイライト」記事一覧へ戻る

プライバシーマーク制度