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体細胞モザイク:多祖先系での全ゲノム塩基配列決定を用いて血中のモザイク状染色体変化を解析する

Nature Genetics 55, 11 doi: 10.1038/s41588-023-01553-1

メガ塩基規模のモザイク状染色体変化(mCA)を血液検体を用いて測定することは、ヒト疾患の患者に対する予後マーカーとなる。今回我々は、遺伝的に多様な集団におけるmCA率について理解を深めるために、米国立心肺血液研究所のTOPMed(Trans-Omics for Precision Medicine)プログラムの6万7390人の全ゲノム塩基配列決定データを解析した。変異体頻度が低い細胞画分でのmCA発見では、全ゲノム塩基配列決定データはアレイベースのデータと比較して感受性が高いことが観察され、アフリカ系集団やヒスパニック系集団と比べると、ヨーロッパ系集団で常染色体mCAの割合が最も高く、X染色体mCAの割合が最も低いことが明らかになった。多様な集団でのさらなる研究によって今回の結果を再現する必要があるが、我々は、X染色体の欠損に関連する3つの座位、常染色体mCAとDCPSADM17PPP1R16BTET2の希少なバリアントとの関連、そして、シスにmCAを有するATMMPLの祖先系特異的バリアントを報告する。

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