Research Briefing

胎盤の成長は母体ゲノムと胎児ゲノムの複雑な相互作用により調節される

Nature Genetics 55, 11 doi: 10.1038/s41588-023-01519-3

胎盤重量についてのゲノムワイド関連解析から、40の関連シグナルが見つかり、胎盤重量の関連シグナルは出生体重の関連シグナルと部分的に重複することが明らかになった。また、片親起源効果を示すシグナルや、胎盤の発達や形態、アミノ酸や抗体の輸送に関連するシグナルがあることが分かった。メンデル無作為化解析により、妊娠高血圧腎症には胎児側の因子が関与していること、そして胎盤の成長の調節には胎児インスリンが関与していることが示された。

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