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エピゲノミクス:GTEx試料の多組織H3K27acプロファイリングはエピゲノムの変化と疾患を結び付ける

Nature Genetics 55, 10 doi: 10.1038/s41588-023-01509-5

複雑な形質に関連する遺伝的バリアントは、主に非コード領域に存在する。それらが遺伝子調節活性に及ぼす影響については、まだほとんど明らかになっていない。この課題に取り組むために、本研究ではGTEx(Genotype-Tissue Expression)に収集されている脳、心臓、筋肉、肺の387の試料に対して、ヒストン標識H3K27acのエピゲノムプロファイリングを行い、その違いを調べた。組織特異的活性パターンに基づき、28万2000の活性調節配列(ARE)をアノテーションした。その結果、組織全体で、性差のあるAREを2436、さらに13万の遺伝的バリアント(haQTL)と関連する遺伝学的影響を受けるAREを5397見つけた。また、遺伝的変化とエピゲノム変化を統合し、作用する組織の候補やドライバーSNP、影響を受けるAREを明らかにすることで、55のゲノムワイド関連解析(GWAS)から疾患関連座位に関する知見を示す。最後に我々は、遺伝学に基づいたARE–遺伝子連結スコア(gLinkスコア)を構築し、SNP–ARE–遺伝子回路の優先順位付けを行うこれらのユニークな性能を実証する。まとめると、我々のエピゲノムデータセットや計算機的な統合、機構的予測は、統合失調症などのヒトの疾患や形質の分子基盤を理解するための、有用な情報資源と重要な洞察を提供する。

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