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イネ:イネの量的ゲノミクスマップが遺伝的な洞察をもたらし、育種の指針となる

Nature Genetics 53, 2 doi: 10.1038/s41588-020-00769-9

農学的に重要な遺伝子に広範な対立遺伝子のバリエーションが存在することは、イネの育種の基盤となっている。本論文で我々は、8つのゲノムワイド関連研究コホートのデータを用いて、イネにおける量的形質ヌクレオチド(QTN)の包括的地図と、推定されるQTNの効果を提示する。集団遺伝学的解析の結果、栽培化、局所適応、雑種強勢の全てがQTN対立遺伝子頻度の変化と関連していることが明らかになった。我々は、QTNの集積と育種経路の最適化のためのゲノムナビゲーションシステムRiceNaviを開発し、広く栽培されているインディカ品種の改良に実際に使用した。本研究は、増え続けるイネゲノムについての知見とイネに対するさまざまな品種改良ニーズとの橋渡しを行う効率的なプラットフォームを提供する。

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