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エピゲノミクス:ポリコームの謎を解く

Nature Genetics 52, 9 doi: 10.1038/s41588-020-0683-5

遺伝子発現の調節因子であるポリコーム抑制複合体2(PRC2)へのRNAの結合は、PRC2のクロマチンへの誘導に拮抗すると考えられている。今回、ヒト多能性幹細胞において、PRC2の標的遺伝子への正確な誘導にはRNAが必須であることが実証され、PRC2とRNAの相互作用は、PRC2の行う調節作用の微調整を行い得ることが示唆された。

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