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トランスクリプトーム解析:トランスクリプトーム規模の関連解析の確率論的精密マッピング

Nature Genetics 51, 4 doi: 10.1038/s41588-019-0367-1

発現レベル予測を用いたトランスクリプトーム規模の関連解析は、組織特異的な発現制御が複雑な形質や疾患と関連している何千もの遺伝子を同定してきた。本研究では、原因遺伝子ではない遺伝子と形質との間の有意な関連が連鎖不平衡によって生じ、その関連は、発現レベルの予測に使用される発現量的形質座位の重み付けの関数となることを示す。我々はトランスクリプトーム規模の関連解析で検出された関連シグナル間の相関をモデル化し、リスク領域内の全ての遺伝子に対して、それがシグナルを説明する確率を割り当てる確率論的な枠組みを導入した。重要なことに、関連する組織における原因遺伝子の発現データが得られない場合でも、他の組織からの発現レベル予測を利用すれば、我々の手法の精度は損なわれないことが分かった。この手法により、名義的信頼水準(例えば90%)で原因遺伝子を含む遺伝子セットが得られ、機能アッセイを行うべき遺伝子の優先順位付けをすることができる。ここでは、脂質形質の統合的解析を例にとって我々の手法を解説し、原因遺伝子であるという強い証拠を有する遺伝子の順位付けを行う。

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