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骨密度:踵骨の骨密度に関連する新規153座位の同定および骨粗鬆症へのGPC6の機能的関与

Nature Genetics 49, 10 doi: 10.1038/ng.3949

骨粗鬆症は主として骨密度(BMD)の測定によって診断される一般的な疾患である。本論文では、英国バイオバンクの14万2487人においてゲノムワイド関連研究を行い、BMDに関連する座位を同定した。BMDは、踵への定量的超音波法によって推定した。その結果、203座位において、ゲノムワイドな有意水準で、307個の「条件付き独立」の一塩基多型(SNP)を同定した。これらにより、表現型分散の約12%が説明された。これらには、これまでに報告されていない153座位、および効果量の大きい希少なバリアントがいくつか含まれていた。背景にある機序を調べるために、(1)バイオインフォマティクスと機能ゲノミクスによるアノテーション、およびヒト骨芽細胞発現研究、(2)遺伝子機能予測、(3)独立したタグSNP(lead SNP)の近傍にある遺伝子を欠失させた120系統のノックアウトマウスの骨格表現型の解析、(4)マウスの骨芽細胞、骨細胞、破骨細胞における遺伝子発現の解析を行った。その結果から、BMDの新規の決定因子としてGPC6の関与が示され、また、さらに優先順位付けされた100の遺伝子に関するノックアウトマウスが異常な骨格表現型を示すことも明らかになった。

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