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精巣胚細胞腫瘍:メタ解析により精巣胚細胞腫瘍に関連する4つの新規座位を発見

Nature Genetics 45, 6 doi: 10.1038/ng.2634

精巣胚細胞腫瘍(TGCT)の感受性座位を見つけるためにメタ解析を行った。検出段階では、3つのゲノムワイド関連研究(GWAS)からの931人の罹患者と1,975人の対照群について解析した。その結果は、3,211人の罹患者と、7,591人の対照群を含む6つの独立したサンプルセットにより確認した。統合した解析から、TGCTのリスクについてこれまで報告されていない4つの座位のマーカーとの有意の関連がみられた。4q22.2のHPGDS〔座位あたりのオッズ比(OR)= 1.19、95% CI = 1.12-1.26、P = 1.11×10−8〕、7p22.3のMAD1L1(OR = 1.21、95% CI = 1.14~1.29、P = 5.59×10−9)、16q22.3のRFWD3(OR = 1.26、95% CI = 1.18~1.34、P = 5.15×10−12)、17q22のrs9905704(OR = 1.27、95% CI = 1.18~1.33、P = 4.32×10−13)およびrs7221274(OR = 1.20、95% CI = 1.12~1.28、P = 4.04×10−9)との関連がみられた。17q22については、TEX14RAD51CPPM1Eを含む1つの座位と考えられた。これらの新規のTGCT感受性座位は、男性の生殖細胞の発生、染色体分離、DNA損傷応答に重要なタンパク質をコードする生物学的に妥当な遺伝子を含んでいた。

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