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大腸がん:3つのゲノムワイド関連解析のメタ解析により大腸がん感受性座位が1q41、3q26.2、12q13.13、および20q13.33で見つかる

Nature Genetics 42, 11 doi: 10.1038/ng.670

ゲノムワイド関連解析(GWAS)はこれまで大腸がん(CRC)の発生リスクに影響を与える頻度の高い多型対立遺伝子をもつ座位を10個見つけてきた。さらなるCRCリスク座位を検出する精度を増すため、英国で行われた3,334人の罹患者(症例)と4,628人の対照群を含む3つのGWASのメタ解析を行い、ついで、18,095人の罹患者と20,197人の対照群による多重確認解析を行った。4つの新規のリスク座位で関連が見つかった。すなわち、1q41〔rs6691170、オッズ比(OR)=1.06、P=9.55×10−10およびrs6687758、OR=1.09、P=2.27×10−9〕、3q26.2(rs10936599、OR=0.93、P=3.39×10−8)、12q13.13(rs11169552、OR=0.92、P=1.89×10−10およびrs7136702、OR=1.06、P=4.02×10−8)、ならびに20q13.33(rs4925386、OR=0.93、P=1.89×10−10)である。今回の解析により、新規CRCリスク座位が見つかったことに加え、同程度の効果をもつCRCに関連する多型がまだ存在することを証拠だてられた。

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