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前立腺がん:ゲノムワイド関連解析と再現解析によって、前立腺がん感受性と関連する4つの多型が明らかになった

Nature Genetics 41, 10 doi: 10.1038/ng.448

本論文では、前立腺がん発症リスクについてのゲノムワイド関連解析に引き続いて実施したフォローオン解析(follow-on study)について報告する。今回の解析では複数のヨーロッパ系集団において、前立腺がん感受性に関連する新たな4つの多型を発見した。すなわち、3q21.3領域に存在するrs10934853[A] [OR(オッズ比)=1.12、P=2.9×10-10]、ともに8q24.21にあり、相互の関連が中程度である2種類の変異(r2=0.07)、rs16902094[G](OR=1.21、P=6.2×10-15)、およびrs445114[T](OR=1.14、P=4.7×10-10)、そして19q13.2のrs8102476[C](OR=1.12、P=1.6×10-11)である。さらに、前回明らかになった11q13領域の関連シグナルを絞込み、当該SNP rs11228565[A] を決定した(OR=1.23、P=6.7×10-12)。アイスランド人集団において遺伝子型を決定した22個の前立腺がんリスク多型を用いて多変量解析を行い、リスク分布のトップ1.3%を占める多型保有者は一般集団の2.5倍の疾患発症リスクを呈すると推定した。

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